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犬・猫 |
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犬・猫へ人と同じ食事を与えてはならないと
知っていますか?
食事は毎日の事ですから、間違った与え方をしていると
その1回1回が些細な問題にしかならなかったとしても、
数年分蓄積すれば大きな問題に発展してしまう事も
あります。
是非、質の良い食事を負担のかからない良い方法で
食べさせてあげて、健康に過ごさせてあげてください。 |
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専門知識となおかつ食材に対する知識を持っている方だと、 毎日食材を変えながら食事を作って食べさせてあげるというのがベストです・・・が、 とはいえ、正直そうそうだれでも出来る事ではありませんね。
簡単でバランスの良い食事を与えるためには市販の犬猫用総合栄養食を 利用するのも一つの手です。
ペットフードの種類として、缶詰タイプやレトルトタイプ、ドライタイプなどが上げられますが、 私の病院では主にドライタイプをお勧めしています。
他のタイプと比べて相対的に安く上がりますし、ドライタイプの場合、水分をなくす事で 保存性を良くしているので、そのぶん他のタイプのものより保存料の使用量を 抑えてある事が多いため、ペットの体にやさしいからです。
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ドライフードをあげる場合、そのまま食べさせてしまうと胃の中でふやけて膨れる (もとの2〜4倍くらいの体積になります。)事で胃の粘膜にダメージを与えたり、 膨れる時に吸い込んだ胃酸で腸粘膜を痛めたりして、下痢や嘔吐の元になるだけで無く、 そのダメージが肝臓に負担をかけてしまうこともあります。
また、大型犬で食事を1日1度でドライのまま与えていると、どうしても一回に食べる量が 多くなってしまうので、胃の中で水分を含んで膨れた時の総重量は相当なものに なってしまいます。
その状態でごろりと横になったりすると胃がその重さでねじれてしまい、 胃捻転という緊急疾患になってしまうこともあります。 |
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猫ちゃんの場合には、おしっこが濃くなるという特徴が病気を引き起こす原因になりやすいです。 食事の後によく水を飲む子なら良いのですが、そうでないと、おしっこが濃くなりすぎて 膀胱の中で結晶(結石の元)が出来てしまい、膀胱炎や膀胱結石、尿閉などを 引き起こしてしまうことがあり、また濃いおしっこを作り続けるというのは腎臓の負担にも なっているので、将来の腎臓病の心配も出てきます。
おしっこが濃い場合は水分を多く与えるか食事を変えた方がよいでしょう。 |
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現在、動物病院で行われている予防といえば、
色々な感染症を防ぐためのワクチン接種と、
フィラリア予防の大きく2つになると思います。
各種感染症を防ぐための混合ワクチン接種と
フィラリア感染予防ですね。
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ワクチン接種についてですが、国の法律により接種が義務付けられている狂犬病ワクチンと、 3〜9種混合のワクチンがあります。
そして、フィラリア感染についてですが、これは蚊によって他の犬からうつってしまう病気です。 最終的には心臓の中に巣食ってしまうため、心臓病となってしまう病気です。 また、一度感染すると心臓内にいるため虫を除去するのが非常に大変です。 しかし、予防さえしておけば十分防げる病気なので是非接種を検討してあげてください。
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まず狂犬病については、現在のところ日本国内では昭和32年以降、数十年発生が 見られてませんが、近隣諸国では狂犬病が蔓延しているのが現状で、犬や野生動物から 人が感染する事で、毎年多くの死者が出ています。 (一度症状が出てしまうとほぼ100%助かりません。)
いつ日本への狂犬病侵入が無いとはいえない状況なので、万が一に備えて 接種しておくべきでしょう。
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次に混合ワクチンについてですが、これは狂犬病と違って身近にある病気です。 またパルボウイルス感染症やジステンパーなど、かかると重篤になりやすい病気や、 レプトスピラ感染症のように人へも感染するものもあります。
接種は法律で決められているわけではないので最終的には飼い主さんの判断ですし、 アレルギー等のリスクも考えないといけないのですが、(大まかに計算しすると、300〜400頭に 1頭の割合で軽いアレルギーが、25万頭に1頭は重篤なアレルギーが出るといわれています。) このワクチンによってウイルス病で亡くなるワンちゃんが、昔に比べてかなり減ったのは事実で、 リスクよりメリットのほうが遥かに上回っているように思えます。是非、接種の検討をお勧めします。
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猫も犬と同じくウイルス病があります。その中でも外に出てる子だと、まず空気感染で伝播力の 非常に強いウイルス性鼻気管炎やカリシウイルス感染症などの俗に言う「猫カゼ」や、ケンカ などによりうつってしまう猫白血病や猫エイズなどに気をつける必要があります。 ワクチンを打てばすべての病気にかからなくなるわけではないのですが、感染のリスクを少しでも 減らすためにもワクチン接種を検討するべきでしょうね。
ただ、猫に関して言えば、完全に家の中で飼ってあげると感染病や事故が少なくなるため、 外に出てる子と比べて平均寿命が倍近く伸びるというデータが出ています。 あるイミこれが一番の予防になるのかもしれませんね。 (とはいえ、ワクチンを打ってないとカゼにはかかりますが・・・。)
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去勢・避妊といえば子供を作らなくする事や、飼い易くする事のみが目的と見られがちですが、
実はそれだけではなく、去勢の場合、前立腺肥大や精巣腫瘍、肛門周囲の腫瘍等
将来起こりえる病気を未然に防ぐという目的がありますし、
避妊の場合は犬の女の子がかかる、子宮蓄膿症と乳腺腫を防ぐことができます。
愛犬が将来大きな病気にかからないように去勢・避妊をご検討されてはいかがでしょうか。 |
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さくらい動物病院 佐賀県唐津市 犬 猫 エキゾチックアニマル 診療 病気 ALL RIGHTS RESERVED.
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